情報を正確にアウトプットするためのレイアウトを考えてみる
レイアウトってどんなもの?
スペースに何かものを配置したりコンテンツを置いたりすることでレイアウトをしたとにはなりますが、良し悪しは何できまるのでしょうか?
「レイアウト」とは何か?
レイアウトとは空間に、何を、どのように配置するか、これがレイアウトという言葉の意味と言えます。
レイアウトは目的が一番大事といっても過言ではないでしょう。
名刺という小さなカード一枚にしても、渡す人がどのような人で受け取るのがどのような人なのか、それによってレイアウトは変わっていきます。
たとえばIT起業n名刺なら、テクノロジーや先進性を感じさせるレイアウトが良いでしょうし、士業の方の名刺であれば知性や誠実性が感じられるようなレイアウトでなければいけません。
伝えたい情報を正しく、確実に伝えることがレイアウトでは大切な役割になります。
こんなレイアウトは見られない

発信する側の情報を、狙い通りに受け手に伝えるものが良いレイアウトといえるので、読みづらいレイアウトはそもそも内容を読んでもらえないという問題があります。
見づらくなるレイアウトの原因
- 情報が整理されていない
- 文字がつぶれている、目立たせたい見出しが細い書体になっている
- 写真や模様の上に文字を配置し読みにくくなっている
- 1行の長さや行間が不適切
- 見づらい配色になっている
つまらないレイアウト
ただし、情報がきちんと整理されていて配色や文章が見やすいというそれだけで良いかといえばそうとも限らないのがレイアウトの難しいところです。
辞書などは機能性が重視されますが、広告やフライヤー、雑誌、ウェブサイトなどほとんどのデザインの領域においては「楽しさ」「心地よさ」「驚き」といった感情を引き出すようなデザイン要素も必要とないります。
またどこに向けて発信するかにもより、シニア層向けであれば機能性(読みやすさ)などを重視しますが、ティーン向けのデザインであれば読みやすさよりも楽しさ、心地よさを強く打ち出すことが多くあります。
視線誘導を考える
視線誘導とは、伝えたい内容を見てほしい順番や重要度で理解してもらうための視線を適切に誘導することで、これがうまくいけば短時間でしっかり情報を伝えられるでしょう。
タテ組みの紙面
右上から左下へと自然に視線が流れていきます。
ヨコ組みの紙面
左上から右下へと自然に視線がながれていきます。

フローチャートなどは上か下への視線移動のほうが強く働くので縦方向の方がわかりやすい
あえて自然な流れに逆らいインパクトを狙うこともあります。
自然な流れに逆らうインパクトのあるレイアウト
- 色面を敷いて文字を白抜きにする
- 背景にイメージ写真などを敷く
- 書体を太くして見やすくする
レイアウトの学びかた
通勤やショッピングなど、日常生活のなかで誰もが行く様々な場所のなかには多くのレイアウトと出会うことができます。
好きな、心地よいと感じたデザインがあればそれがななぜなのか、どのようなレイアウトなのかを考えてみるのも楽しいかもしれません。